勤務していたのは、圧倒的に女性が多かったです。調理担当のほうは、男性も若干いましたし、仕訳けと呼ばれる、出来上がった商品をトラックに載せるため行先別に分ける仕事のほうは、学生も多かったです。
【コンビニ工場の仕事分類】
1.仕訳(出来上がった商品を行先別に分ける)
2.調理(野菜やハム、その他具材を準備する、手で切らなくてもカッターマシンに投入するとかもする)
3.トッピング
わたしは、トッピングにいました。圧倒的に女性が多かったです。ベルトコンベアーに容器を長し、いろいろ食材を詰めていく作業です。
①コンベアーの先頭の人が容器を流す
②麺や具材などを計量器(秤り)で測って入れる
③その上にいろいろな食材を決められた重さ、数を載せる
④均一にならしたり、更に載せるものを追加する
⑤薄いセロファンを1枚載せる(手袋作業なので大変)
⑥蓋をのせ、次の人がきちんとはめる
⑦蓋をセロテープで止め、割りばし、フォーク、タレの小袋などもあればセロテープで止める
⑧最後に金属探知機と重量測定の機械を通ります。この過程で、けっこう横によけられる(すっ飛ばされたりする)ブツを回収する(とても大変、反射神経が良い慣れた人がやらないと追いつきません)。
⑨ラベラーから貼付されるラベルが曲がっているものも回収されます(とても大変)。
⑩出来上がった商品を番重に詰めていきます。すごく大変!重いし、スピードに追い付かなければ、きれいにトッピングされた商品を落としてしまいます。ここは、学生さんなどの若い男性が担当することが多かったのですが、いなければ誰でもやります。
学生さんも、おばば達に「ちょっと!もっと早くさばいてよ!間に合わないよ!」なんて、マウントを取られたあげくに辞めてしまう子も多かったですね。
老若男女にかかわらず、器用で仕事も早く、人が困っているような状態に気づけてさっと手を貸してあげられるような人は、案外長続きしていたようです。チームプレイですのでね。繁茂期には、コンベアーの速度も若干上がったりします。
お互いがお互いの担当をカバーしあって、仕事を進めていく、という態度は、ここで学んだような気がします。
独身時代は、大手企業の人事の仕事でしたし、その後も役所の契約だったり、個人プレーの向きが強い仕事ばかりしていたので、わたしにとっては学ぶことも多かったです。
それに自分のことでアレなんですが、わたしは割と器用な方なので、けっこう楽しんでやっていたと思います。反対に、自分は不器用、手先の細かい仕事は苦手と自覚がある方には向かない仕事かもしれません。