ここ10年ほどは、子供の学費のため、なるべく離婚の2文字は考えずに踏ん張って働きました。どうしても、2人分の学費&1人分の仕送りを捻出するには、2人で力を合わせる必要があったからです。
しかし、夫は、タバコも毎日吸っていたし、ビールも普通のビールを飲んでいたし、何かを節約したり我慢したりというような態度は見られませんでした。わたしがどうこうしろと言っても、多分変わらなかったと思います。そうする理由さえ分からなかったかもしれないです。
確かに、他人の行動に期待しても思ったようにはいかないし(夫は他人だと思います)、傍から見ている自分にもストレスがかかります。なので、お金を入れてさえくれれば何も言わない、という態度に徹することにしたのです。
そのかわり、わたしも余計なことはしませんよ、と。子供が不在の時の食事は作りませんし、夫の物を買ってきたりもしません。買い物って、大変な労力を使うじゃないですか。毎日の家事も、本当に大変です。トイレの掃除ひとつ取っても、洗面所の掃除ひとつ取っても、水回りはすぐ汚れます。
夫には、言ってもわからない、言わなくてもわからない、という致命傷的な何かがあるのです。
家事に関すること、子供に関すること、金銭的なこと、すべてを一人でやってきました。わたしも、気楽に一人で暮らしていければどんなに極楽だろうと思うのですが、いかんせん金銭的なところでそうはなりません。
暴言暴力を振るう、とか、働かない、とかの問題がなければ、この家庭内別居を維持することが、当面の対処方法だと思っています。もしかしたら、隠れたところでパチンコなどやっているのかもしれませんが、家にお金さえ入れればもうどうでもよくなりました。とりあえず、今は自分にも収入はあります。
【一人暮らしになるデメリット=家庭内別居のメリット】
①賃貸契約がしにくい→これは、身近なところに家族のサポートがあるとだいぶいいようです。しかしながら、独居よりは夫婦のほうが借りやすい。
②入院だ手術だとなったときに、保証人や面倒をみる立場として、夫婦でいた方が、子供に迷惑がかからない。
③一人暮らしは、生活費が割高になる。電気もガスも水道も、使わなくても基本料金がかかってきますしね。
一人暮らし高齢者も増える一方のようですし、法制面でもいろいろ変わっていくものと思われます。年金も減額される一方です(涙)。やはり、生活弱者になっていく高齢者同士、これからも2人でいないとだめなのかなぁ・・と、ため息をついています(涙)。