昨日の記事で、大きな地震を2度も経験した下の子も、来週は卒業式です。
結局わたしは、入学式も卒業式も行けませんでした。やはり少しさみしいです。
しかし、6年前に家を出て行った時の、あのさみしさに比べれば!
断言します。こどもが家を出て行ったあと、むっちゃ寂しいです.。涙があふれてあふれて、止まりません。しょうもないです。
大学後期試験の合格発表が遅かったため、3月20日過ぎまで、進退が決まりませんでした。駄目だったら大枚はたいて私立に行くか、浪人するかの決断が迫られます。
↓決断せずに済んで、マジでほっとしました。
ところが、合格したらしたで、数日のうちに手続きに行かなくてはなりません。
大慌てでバッグ2つに身の回りの荷物を詰めただけで、出発しました。もちろん、今回はわたしも同行です。
こどもの大学のある新天地に初めて赴き、こんな土地なのかとキョロキョロし、あれこれ色んな手続きをし、あちこちでハンコを押しまくり、4泊5日はあっという間でした。
何を買ったかな・・。ニトリで掛布団と枕、シーツやカバー、タオル、100均で食器やコップ、自転車。
思ったより雪が残ってたので防水の靴。思ったより死ぬほど寒かったので若干の洋服、簡単な調味料・・。ホテルに荷物を置いては、また買い物を繰り返しました。
不慣れ土地であれこれ教えてもらったり、街中でも大学でも、親切な人に当たりお世話になったり、わたしにとっては好印象の残る土地となりました。
夜は名物料理を食べに行ったり、ほんの少し観光も楽しみました。こどもは学生寮の手続きの後、さっそく先輩にラーメンをご馳走になったそうです。こどもは新生活を目の前に、わくわくしているさまが見て取れました。
そんなわけで、わたしは彼ををこの街に残し、安心して去ったのです。
急激なさみしさは、その後やってきました。
更年期とは関係なく、誰でもこれは感じるのではないでしょうか。親鳥が巣に戻って、ヒナの数を数えると、どうしても1羽足りない・・・なんか上手く言い表せないのですが、そんな悲しみなのです(番町皿屋敷かw)。
下の子は、昔からわたしの実家にも泊りには行けず、上の子が一緒でも夜には必ず、帰る!と電話をしてくる子でした。学校の行事以外で、外泊したことはありません。
こんなんじゃ困るなぁ、と思ってたのですが、どっこい自分の方が大変なことになってしまいました。
何しろ、生まれてからこのかた、家にいなかった日など数えるくらいしかないのです。
ずっと視界の中にいたものが、急にふっつりいなくなって、わたしのメンタルは破壊的にダメージを受けました。
昼間は、仕事で気が紛れても、布団に入ると涙が止まらず参りました。
でも!今は全然大丈夫です。最初の帰省までの、半年くらいが1番辛かったです。
それ以降は、寂しかったりというのはだんだんに無くなりました。人間て、慣れる生き物なんですね。
今は、帰ってくると、あ~何作って食べさせよ~と面倒くさくなります(笑)。布団も干したり、掃除もしたり、新しい下着も用意したりで、大変ですからね。
本人も、最初のうちは、半年に1回くらいのペースで帰省していました。年末年始も帰ってきました。
でも、最後の方は、1年以上空くのはざらでした。「早く、あちらに帰らないと」なんて言うのです。もう、自分の巣があちらという認識なんだなぁと、少し寂しかったです。
この春から、遠い土地に就職しましたので、この先もう一緒に暮らすことはないのかもしれません。
でも、もう平気です。子が巣立てば1人に戻るのは、動物も鳥も同じです。これからは、自分の人生を心配しなくては・・。
もし、この3月に同じ境遇になる方がいらっしゃいましたら、このことをお伝えしたいと思いました。