1965年生まれの日記~離婚しようかやめとくか~

結婚して30年・・夫は発達障がいかもしれません

同僚の父親がモラハラだった

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数年前に入社してきた同僚(40歳、女性、独身)は、今では他部署にいますが、同じ仕事をしていた時は、何かと力になってくれました。積極的で、明るく、独身だけあって情報も若い人と同じです。ユーモアもあり、話していても楽しく、仕事の能力も高く、頭の良い人です。わたしは、こういう人は大好きで、異動になってしまったのが今でも残念でたまりません。

この人は、実家が近くなのに、1人暮らしをしています。

まぁ、いい大人なんだから、独立したいのは自然なこと、と思っていたのです。ところが、たまたま廊下ですれ違って立ち話をしたおりに、聞いて驚きました。とてもあんな父親とは暮らせないというのです。高校を出て、すぐ実家を出たそうです。

彼女のお父さんは、典型的なモラハラだったそうです。お母さんが、ののしられ、こき使われ、無視され、さんざんな目に遭っているのを目の当たりにしながら、18年間生きてきたのだそうです。そして、お母さんもやさしい性格の人だったようです。そんなお父さんに言い返したり、意見をぶつけたり、子供に被害が及んでも自分を守ってくれなかったと彼女は言います。いつも、自分に自信がなくて、夫に嘲られても笑われてもただじっと我慢する人だったらしいです。

彼女は、お母さんに離婚を何度も勧めたそうです。

しかし、お母さんは持病があり、独りで暮らしてはいけない、こどもにも迷惑をかけるといって、離婚は考えられない、と言うのみでした。同僚はしっかりしている性格なのですが、彼女の妹さんは早くから家に寄りつかなくなり、高校生のころに妊娠してしまったそうです。そうして、すぐに結婚と離婚。今は、シングルマザーとして生活している妹さんの、サポートもしているのだとか。

その後、お母さんは持病が悪化して手術と入院生活が長くなり、そのすべての面倒を同僚が負担しました。費用も、介護も、付き添いもすべてです。その後亡くなったそうです。なかなか壮絶な話しで、どう相槌をうってよいものやら、戸惑いました。のんびり独身生活を楽しんできたのかと、勝手に思っていました。

どんなに、自分のパートナー選びにミスがあったとしても、どんなに自分が悪かったとしても、こどもに罪はありません。こどもは、生まれてくるところを選べないのですから。絶対に、守ってやらなくてはならないはずです。

彼女は、母親でなく、父親を恨んでいるようでしたが、この母親にも責任はあります。

でも、自分の病気や立場や責任を考えすぎてしまったんでしょう。結果、同僚だけが踏み石にされてしまったかのようです。

こんな話しを聞いて、考えてしまいました。昔は、「モラハラ」なんて言葉はなかったです。人格障がいみたいな言葉だったと思います。これに気づいたパートナーや、あるいは子供が、適切な対処法を早くに見つけ相談できる場所が、もっと身近にあればと感じます。