当年とって、立派なアラカンのわたくし。
今風にアラカンなどと言ってみましたが、はっきり言うと初老です。ひと昔前は、60歳で定年だったのです。国の政策がアレで、年金もろくに支払われなくなり、「今の人は、昔より10歳若い!」「生きがいと収入を目指して、もっと仕事をしよう!」などと、一方的にあおられているのです。貧乏老人がこれ以上増えては、国で面倒見きれないからでしょう。
職場では、わたしより年上の、偉い役職の男性が数名いますが、仕事ではほとんどかかわりありません。普段の職場で、1番の年長者はわたしというわけです。
50歳代は他にもいますが、50後半に所属しているのは、わたしだけ。
このまえ、みんな更年期でのたうち回っている話しを書きましたが、わたしが更年期真っ只中の時は、更年期もコの字さえも口にしませんでした。↓
みんな更年期なんだってさ - 1965年生まれの日記~離婚しようかやめとくか~
これは、やっぱり、年のせいにされたくないという心理からなのです。
仕事でミスがあって、個人の責任は当然ですが、やっぱりトシだからなどとは言われたくありません。自分でも、年のせいにしたくありません。自分で、それを認めてしまったら、負けのような気がします。また、周囲からそんな風に言われるのも、本意ではありません。
それってカラ元気じゃん、と言われそうです。カラ元気、上等ですw。普段の職場では、わたしはアメリカ人並みに(?)気勢を張っています。ちょっと体調が思わしくなくても、だるくても、寝不足でも、心配事があっても、「 I’m fine!」「 No problem !」の姿勢を崩しません。
疲れたとかしんどいとかも、強い意志を持って、言わないようにしています。
これはですね。戦略的に、自分の職場生命を伸ばそうと思ってのことなのですよ。
元々、あまり体調不良などで、仕事を休んだりはほとんどないですが、この先どうなっていくか、わからないじゃないですか。誰だって、加齢には勝てないですからね。
職場に先駆者(定年が65歳に延長になった)がいない今現在、60過ぎてどんな扱いになるか、展望が見通せません。わたしには、もう新規の仕事は振られなくなりました。
定年は先だとしても、給料が減らされるとか、窓際に追いやられるとか、自ら退職するように水をむけられるかもしれません。職場の同僚は、気の強い、意地悪女が多めです。同情をしてくれる人はいません。上司さんは違いますが、でも、わたしの行く先を決めるのは、人事の人間なのです。
普段の言動も、年よりくさいノロノロすり足歩きとか、背中を丸めてデスクに向かうとか、しないように気をつけています。これわかりません、出来ません、と言う前に、自分で何とかならんもんか、と、出来るだけ調べてから回答するようにします。ただボーと与えられた仕事をしているだけでは、気がつかないうちに取り残されるからです。
わたしの職場での毎日は、良くも悪くもこんなふうに、流れにさかのぼって懸命に泳ぐ川魚のような毎日です。この先、どこまで泳いでいけるのでしょうか・・。