先ほど、買い物から帰宅しました。
わたし、色々ここでほざいてますが、いたって普通に気弱なおばさんのつもりです。
職場であれこれ言われても、言いたいことを飲み込んでしまうことも多いです。
スーパーで買った胡瓜の、頭とお尻がすべて痛んでいても、切った大根にスが入っていても、クレームしたことなど、ほぼほぼ皆無です。
しかし今日の買い物で、さすがに頭に血が上ってしまう出来事がありました。
もう言ってしまったこと、済んでしまったことなので、今さら何ですが…。
嫌な気持ちって、残り香のように、いつまでも心のなかに残るものですね。
スーパーで買い物をして、レジに並びました。
わたしの普段行くスーパーは、セルフレジはありません。この辺りのスーパー、ほとんどありません。
ただ一か所だけです
↓ここは普段はほとんど行かないので…。
店員さんが、苺のパックを取り上げた時、パックを覆っているセロファンシートのすき間から、一粒の苺がぽろっと落ちたのです。床まで落ちたのです。
店員さんは、小さくアッと言って、その苺を拾うと、さっとゴミ箱に捨てました。
わたしはそれを見ていて、えっ!と思いました。
だって、一個捨ててしまったということは、その分内容量が減ってしまったということです。
果物、特に苺などは、そんなに安いものではありません。買う時も、痛んでないかちゃんと底を確認して、カゴに入れたのです。
大昔、クリスマスケーキを作るのに、苺を買った時のことを思い出しました。
当時は、夜勤の仕事をしていて、夫も無職の時代でもあり、家事も育児もメンタルも大変な時期でした。
それでも、市販のケーキを買うより、ずっと安くあがるから、どんなにしんどくても、子供のためにケーキは作っていました。
冬場、しかも年末の苺は高いものです。パックを四方から、ためつすがめつ眺めまわし、毎回慎重に選びました。
そんな習慣を今回も発動して(今日は298円と安かったのですが)、これだ、と思う苺を選んだのに…。自然と、怒りの感情がこみあげてきました。
「あの、今、苺捨てましたよね」と言うと、
「あぁ、下に落ちてしまったもので…。お取替えします?」
と、それが何か?みたいな感じで言うのです。苺のパックは、すでにスキャンされています。
それで、頭にきてしまいました。決して、クレーマーの真似事をしたつもりはありません。
「そういう場合、こちらが取り替えてくれと言わなければ、そのままってことですか」
「もし、わたしが今見ていなかったら、そのままだったってことですよね」
「あなたが今捨てたことで、内容量が減りましたよね。それを同じ値段で購入するということに、納得がいかないのですが。」
なんて、超超意地悪なことを言ってしまいました。イヤナオバサン…。
誰だって物は落とすし、ミスはするし、割れた皿はなんとやらってことは、頭ではわかってるんです。
こんな物言いは、いじめの一歩手前です。
まぁ、そのあとは、普通に謝ってくれて、新しい苺とパックごと取り替えてもらったわけですが…。
店員さんに、悪気はなかったのだと思います。それはわかっていたのです。
こんな還暦間近になっても、大人の対応が出来なかった自分に、ため息です。