思いっきり寝不足で、仕事から帰ってきました。
大体、月曜はこんな感じです。日曜日の夜は、いつにもましてアレコレ考えてしまい、今週に絶望し…。昨夜も、やっと眠くなったのは、3時過ぎ。おかげで、仕事中に、頭が痛くなってきてしまいました。
わたしが、まだコンビニ工場で働いていた時は、常に頭痛に悩みました。
夜勤勤めでしたので、帰りは明け方、あるいは朝、というパターンです。
わりと短時間勤務でしたし、当時はまだ30代ということもあり、身体的にそこまでしんどいという感じではありませんでした。
ただ、帰ってから夜まで通しで起きていると、頭痛が必ず起こることが辛かったです。
あの職場は、色々な人が勤めています。
中には、日中の仕事、夜の仕事、学校に通っている人もいましたし、兼務兼業している人もいました。
その中で、わりと親しくしていた人が、帰り道、車で事故に遭ってしまったのです。
手術、入院となり、仲良くしていた同僚何人かで、お見舞いに行きました。
彼女は、当時30代半ばの独身で、ベッドの上でメソメソと泣いていました。足に障がいが残るというのです。
「もう、仕事も出来ない」
「リハビリに半年くらいかかるって言うのよ。そんなお金もないし、どうしよう」
「痛みと不安で、夜眠れなくなってしまって。睡眠薬を処方してもらってるんだ」
皆、どう慰めの言葉をかけてよいのか、わかりませんでした。わたしもです。こういう時にかける、適切な言葉が見つからなくて、焦りました。
それから数か月が経ち、彼女が退院できたと聞きました。
とりあえず足の方は、歩く分には差し支えないようです。でも、立ち仕事は、さすがにもう無理のようでした。
皆で家にお邪魔しようと言っているうちに、そのままになってしまい、わたしは今の職場に移りました。
そこから、数十年です。最近になって、その彼女の、その後の消息を耳にしました。あの、先日ばったり会った、当時の先輩同僚から、Lineがあったのです。
今、どうしているのかと聞くと、なんと、町内にある大手企業の支店に、正社員として勤務しているとのことでした。
足が不自由になってしまったので、身障者手帳を交付されている、その身障者枠で正社員として雇用されたというのです。
これには、驚きました。彼女は、高校を出てから1度も正社員の勤務経験がなかったからです。
初めて知ったのですが、身障者割引というのは、あちこちにあるんですね。携帯電話も割引されるとは、知りませんでした(20%くらい割引になるらしいです)。
そういうのは、公共の施設くらいかと思っていました。他にも、電車運賃、映画館、美術館博物館、観戦チケット、ホテル、レジャー施設、確定申告さえも割引が効くようです。
彼女は、これらの割引で、旅行やレジャーを楽しんでいる生活を送っている、とのことでした。
そして何と、独身のまま、マンションまで購入していたのです。これはまさに、正社員のなせる業です。
本当に、人生どこでどうなるかわからないものだ、と彼女自身も驚いていたらしいです。
人生、良い方に転がっていくこともあるんですね。私自身は、悪い方へ悪い方へと行くばかりでしたが、ホント人生何が起こるかわからないものです。
わたしの場合は、これ以上、何も起こらないように祈るばかりです。