おととい、混んでいるスーパーでのことです。
日曜日の朝は、恒例の特売があります。
わたしは(ご存じの通り)ネボスケさんなので、この昼前には終了してしまう特売市には、あまり行く機会がありません。
いえ、子供を扶養している時は、夜勤明けだろうと、疲労が蓄積してもっと寝ていたくても、必ず行ってました。
それに、昔は日曜日は、卵が安かったのです。1パック99円なんて、ホントに懐かしいです。ついこの前まで、このくらいで卵が買えたのに…。
日曜日は珍しく、パカッと目が覚めました(多分仕事のストレスがないからです)。
(お、今なら間に合う!)と、本当に久しぶりに、起き抜けで特売の時間帯に、買い物に行ったのです。
案の定、大勢の人が訪れています。
家族連れより、目だったのが、高齢者。ファミリーは、連休のお出かけに行ったのでしょうか。
あれやこれやと買って、レジに並びます。
このお店は、普通に有人レジです。お店の人に、ピッピしてもらいます。
1つのレジに、5人以上は並んでいたでしょうか。陳列棚の中まで、行列が伸びています。
やっぱり午後に来ればよかったかな…と思いつつ、仕方がないので、スマホを見ながら、列が進むのを待っていました。
(この時メモ帳を見て買い忘れに気がつきましたが並び直すのが嫌で諦めました)
レジの行列は中々進みません。イラっとした態度を見せている人も、中にはいました。
わたしも内心、(もう午前中に来るのはやめとこ)と思いました。
あと2人で、自分の番。やれやれ、と思っていたところ、わたしに声がかかりました。
「奥さん(=わたし)、わたし凄く急いでいるので、前に入れさせてもらっていい?。ごめんなさいねぇ。」
と、わたしの返事も待たず、前に割り込んできたのです。もうびっくり!
かなりのお年のご婦人です。見た目では年齢はわかりませんが、腰が少し曲がっていて、ちいちゃなおばあちゃんです。
え!て言った時は、もう間に割り込まれてしまって…。
レジに並ぶとき、前の人と間隔を開けて並ぶための、足元の目印がまだありますよね。だから、前の人と距離があって、簡単に横入りされたのです。
どうしよう…困ります、後ろに並んで下さいって言おうか…。どうも、年齢を盾にされたような気がします。
まぁ、オロオロマゴマゴしているうち、前の前の会計が終わりました。割り込んできたおばあちゃんの、買い物は5点くらいだったので、会計はすぐ済みました。
おばあちゃんは、ありがとうのあの字も言わずに、さっさと行ってしまいました。
その時、わたしの後ろに並んでいた方が、こう言いました。
「ねぇ、さっきのおばあちゃん、割り込むので有名な人なのよ。この次は、譲ったらだめよ。もう、毎回なの。癖になっちゃってるみたいよ」
ホントですか!?と聞くと、
「ホントホント。ちゃんと並んでください!って拒否すると、また別の列に、同じこと言って割り込むんだから。」
いやはや、驚きました。身なりは普通のおばあさんでしたので、もちろん警戒などするはずもなく。
おばあちゃん、自分のやってることが、わかっているのでしょうか。年寄りになると、短気になるというのは、本当でしょうか。
とにもかくににも、ただただ驚いた出来事でした。