1965年生まれの日記~離婚しようかやめとくか~

結婚して30年・・夫は発達障がいかもしれません

地鳴りがもれなくついてくる、我が町の地震事情

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能登地方で、また大きな地震がありましたね。

あの、緊急地震速報の不協和音を聞くと、自然と体がこわばってしまいます。どうかすると、涙がにじんでしまいます。逃げよう!なんて思っても、恐怖で身体がすくんでしまいます。

東日本大震災の、完全なトラウマです。あの時、繰り返しあの音を聞いたからです。

ウチのある場所は、こんな田舎でも、残念ながら首都直下地震の範囲に入っています。

今後30年以内に、70%の確率で起こるとされている、首都直下地震。

最悪の場合、死者の7割が火災によるものだそうです。

この辺は、火災が起こったとしても、逃げられるような田畑が多いです。でも、上の子の住むところは、まったく逃げ場所がないところです(都会です)。

まぁこの先、地震があってもなくても、どんなに長生きしたとしても、ともに死ねるはずもありません。これは、もうそういう運命だったと、諦めるしかないのでしょう。

この土地は、揺れ始める前に、緊急地震速報が鳴る前に、ゴウッという地鳴り音が聞こえます。

この土地に越してきたばかりの時は、近くで大型のトラックが走っているのかと思いました。

地下鉄を走るような音です。ゴウッとか、ゴゴゴゴゴとか、そんな音です。床にお尻をつけて座っていると、かなりよくわかります。

地響きを、お尻で感知できるときもあります。

そんな音や響きに気がついたら、そのご3秒後くらいに、揺れが始まることが多いです。

逃げ出すまではいきませんが、少なくとも心の準備はできます。(あっ、くる!)て思ったら、その後すぐ揺れが始まります。

先に緊急地震速報が鳴って、ほぼ同時に地鳴りが聞こえたら、これはかなりの大きい地震です。

これは、わかってもらえる人も多いのではないでしょうか。

少なくとも、この土地の人には、全員共感してもらえます。

昨日は、地鳴りしたけど揺れなかったね、とか。

大きく、ドーンみたいな地鳴りだったけど、揺れは大したことなかったね、とか。

音の大きさに、揺れの大きさが比例しないことも多くあるのです。

これは、ヤバいかも!と、身構えていると、カタカタカタ…で終わってしまうことも。

たまに、下から突き上げるような、ドーン!ドーン!なんて、ホントに驚きますが、意外にたいしたことなかったり。

逆に小さくて、それこそ大型トラックが遠方で走っているような音だからと、気にしないでいると、ドドドドドドドドド!ド!と、揺れがどんどん激しくなることもあるのです。

きっと地面の底の奥深く、地震の巣があるのでしょう。

でもだからといって、引っ越すこともできないし。最強の耐震住宅を建てたところで、火災が起きたら放って逃げるしかありません。

命より大切なものは、ありません。

町内には、「要石」があります(子供の宿題で調べたことがあります)。無名の、小さいものですが、ここは昔から、そういう土地だったようです。

家を建てるとき、地名にさんずいの漢字が使われていないか、とか、ハザードマップを調べる、とかは、よく聞く話ですが。要石の数も、数えてみたらいいんじゃないでしょうか(笑)。

その土地は、大昔から、地震が盛んに起こる場所なのかもしれません。