「(たいした収入もないのに←笑)なんでそんなに貯金できるんですか!?」
という若干悪意があるような、それとも素直な性格の方なのか、そういう趣旨のコメントを頂戴しました。
ボーナスや退職金など、いっさい縁がなかった夫。
人のことは言えません、わたしも弱小企業に勤務する身です。
貧乏人も、金持ちも、それなりの苦労があります。
単純ですが、コツは家計を黒字に納めること。これに尽きます。
といっても、支出の内訳は人それぞれ。
そしてどんなにお金がなくても、払わなければならないものもあります。
ローンもあるでしょうし、学費の支払いも待ったなし。
どうしてもしわ寄せを食う月がありますが、結果的に黒字になればいいのです。そのスタンスでやってきました。
過去、何度も危機に陥りました。夫が仕事をしない時期もありました。
多少余裕が出来たのは、やはり上の子が就職してから。
家にお金を入れてくれる、旅行や外食、買い物などの際には、進んで支払い役をかって出てくれました。
つまり家全体での収入が、増えたということです(収入にはカウントしてませんが)。
そして下の子が就職し、ここでようやく仕送りと学費の支払いが終わりました。
上の子は結婚して出て行き、2人家族になったとたんこの物価高に押され、思ったほど余裕はありません。
しかしここに至るまでも、赤字になった時でも貯金は取り崩していません。
(一度だけ融通できなくて結婚後ずっと買っていた金を売ってしまいましたが持っていれば今頃は…)
ゆうちょ銀行に定額貯金があれば、その額を担保として、残額を超える出金ができます(貯金担保自動貸付け)。
これを利用することで、都度乗り越えてきました。
大きな出費をまかなうことはできませんが(1口座につき上限300万円)、わたしが借金に走らずに済んだのはこれのおかげです。