今年87才になる母親に、どうも認知症の気配が出てきたようです。
実家近くに住んでいる兄弟(←医療従事者)によれば、
「あれは完全に認知症の始まり」
「最近夜0時過ぎまで、テレビを見て起きているらしいよ」
「朝も10時とか11時とかまで寝てる」
「一度病院へ連れて行こうと思うんだけど、どうしても嫌だと言って聞かないのよ」
とのことで、連休中様子を見に行ってきました。
受け答えを見る限り、わたしには母親が認知症とは思えません。
でも、兄弟に指摘されれば、そうかもしれないと感じる部分はあります。
アルツハイマー型認知症は、概日リズム睡眠障害が起こりやすいのだそうです。つまり、昼夜逆転。
これまでは、朝早くからウォーキングに出ていたのに、寒くなって起きられなくなったと言い始め、最近どうかすると昼近くまで寝ているようです。
そして、特徴として衝動的な行動もあげられるようです。
先日、昼近くに起きて食事を済ませたと思ったら、〇〇(電車で10分ほどのターミナル駅)まで行ってくると出かけたそうです。
そのまま夜まで帰宅せず、わたしのところにも電話がきました。まさかそっちに行ってないよね?と。
夜も7時になって帰ってきたそうですが、6時間以上もどこで何をしていたのか、と聞いたところ、すっとぼけた答えしか返ってこなかったそう。
デパートにいた、とか、〇〇店でコーヒーを飲んでた、とか。
まったく認知のない父親にも、
「病院で診察してもらった方が、進行を遅らせることができるよ」
と勧めたのですが、母親のみならず父親も気乗りではなさそう。
「普通に生きて普通に死んでいくのに薬は要らない」
「お母さんが痛いとか苦しいとかならともかく」
と釈迦のような説法(=反撃)をくらう羽目になりました。
ああ、これからどうなっていくやら…。