わたしの中の常識が、また崩れました。
友人知人、全員60の門をくぐったとたん、年金が何かと話題に上がります。
学生時代の同級生でグループチャットで時たま話します
そりゃそうですよ。60歳になって申請したら、お金(=年金)が出るんだから、ウキウキしないはずはありません。
年金の損益分岐点は人によって違うはず。
生活環境も違います。考え方の違いもあります。
だから同じ土俵で考える必要はないのですが、皆敏感なのがこの話題です。
友人Aちゃんは、昔からきっちり計算するほう。
これまで自分が払った額を考えて、さっさと受給開始するそうです。
そうして受給した分は、投資に回すそうです。へー!そんな考えもあるんだ!
しっかり者の彼女は、貯金もかなりある様子。
わたしと同じで離婚してないけど、結婚生活は破綻。つまり卒婚状態です。
仕事はこのまま65まで勤めるとのこと。
ん?だったら、年金は今必要じゃなくない??
彼女の持論は、貰えるものはさっさと貰っておく。取りっぱぐれのないように。
世界的な経済混乱が起きている中で、繰り下げ受給で多少手取りが増えると言っても、どうなるかわからないから。だそうです。
学生時代、成績の良かった彼女がそう言い切ったため、わたしも他の友人も皆動揺してしいました。
でも、そこは最初に戻って人それぞれです。
わたしの場合、投資なんぞで少ない貯金を減らしてはもう後がない。だから彼女の真似はできません。
幸いローンなどはないけど、子供も独立したけど、一番危険分子の夫がいます。
そして実家の親に似るなら、長生きリスクの高いわたし。
20年後30年後に貯金がすっからかんになったら、もう年金しかないのです。もうそのころには仕事もできません。
それなのに年金を減額するようなことは、わたしには怖ろしくてできないのです。