
↑ショッキングな内容ですがわたしは心のどこかで熊を可愛いと思っているので図書館で借りてみました
わたしの住む土地では、絶対ではないけど熊に遭うことはありません。
しかし、これだけ熊害のニュースを見聞きする中、わたしも無関係ではありませんでした。
夫の実家は今は空き家ですが、その実家のある、町役場および近所の人から連絡が来ました。
最近熊が出るようになったので、実家の物置小屋の撤去、所有する土地の木の伐採ができないかと打診してきたのです。
仰天したのは、夫。そしてわたしもです。
これまで、鹿とか狸とか猪とかはあったけど、とうとう来たか、という感じです。
山が背後にせまる、超絶な田舎ではありますが、熊が出るなんてこれまで聞いたことはありません。
でも、事態は逼迫しているようなのです。
「検討してみてくださいね~」
なんて生易しい感じではありませんでしたから。
夫には珍しく、急遽兄弟や親せきと連絡を取り、木の伐採や、物置小屋(家ほどの大きさのある建物)を撤去する準備を始めたようです。
中には、夫の私物も含め、過去の多くの遺物が置いてあります。
膨大な本の数々。膨大な趣味の残骸。今は買えない物もあると聞きました。
蔵の中に収納しきれなかった大昔の食器類。
いつの時代のものか、大昔の嫁入り道具の長持ち(!)、箪笥まであるのです。
ああいう江戸だか明治だかの家具は、出すところに出すと、けっこうな値がつくのかもしれません。
でも、おそらく廃棄処分となるでしょう。
夫には良い学習になると思います。
どんなにモノを集めても、結局こうやって捨てられる運命にあることを学んだらいいのです。今更ですが。
人は苦労して稼ぎ、物に代え、こうして捨てていくのですね。
その間楽しみを享受したのだから、仕方がないのですが、何かしら虚しさを感じてしまいます。