↑3/16朝日新聞朝刊
わたし、どうも頭の中は40代くらいから進行してないんですよ。
確かに、以前より疲れやすくなってるかも？とか、内臓から老化しているかも？とかは感じるんですが、鈍感なせいかまだそんな程度です。
だから、周囲から「そういう目」で見られ、主な仕事から外されたり、来年以降の話しに加わわれなかったり、そういう扱いをされて
ようやく自分が定年間近の人間なんだな、と自覚させられるのです。
一応60才で定年となります60からは再雇用職員です
ネットで見たり、人様のブログを拝見したりして、そうか、自分も近い将来こうなるんだな、というｺｺﾛの準備だけはしているんですが、どうもまだ気持ちが追いついてこないです。
この春、やはりというか予想どおりというか、うちの職場は賃上げはありませんでした。
わたしはすごく悔しいのですが、周囲の反応は全然。しょうがないよね～、コロナで赤字続きだもんね～、みたいな空気です。
賃上げがあったとしても、わたしは枠外だったはずなので、そもそもそんなことを気にするのもおかしいと言われれば、そうです。
夫も、自分と縁のない話しのくせに、穴の開くほど新聞の記事を読んでいます。無駄に知識を蓄えることを、趣味にしている夫です。
その知識と努力をなぜ収入につなげられなかったのか、と今さらながらにため息が出ます。夫の職業への関心は、あのリーマンショックで会社が潰れ、そこで終わってしまったようです。
日本人の7割ほどは中小企業で働いているということですが、なんでもっと皆悔しがらないのでしょう。怒らないのでしょう。
わたしのような低収入の人も、高月給の人も、同じスーパーで同じ食材を買っているのです。同じ電車賃を払って電車に乗っているのです。なぜもっと、均一に賃上げしないのでしょう。
この先、こんな物価高で収入源を失うなんて、一体どうなるんだろうと震えます。
それはまだ5年後の話しですが、そんなことを考えると、旅行なんて怖くてできなくなってしまいます。
いつまで現役気分なんだよ、って話しですよね。ちょっと前だったら、60才で定年だったんですものね。もっと世間の片隅で生きてく覚悟をしろよ、偉そうにいつまでも社会の真ん中に陣取ってんじゃねーよ、って話しですよね。
わかってるつもりなんです。でも、正直な今の感想です。身体は衰えていくのかもしれないけど、気持ちが衰えについて来ないです。ホント嫌になります。
