こどもは、とうに成人していますが、今でも表立って夫の悪口は言わないようにしています。いえ、絶対に口にしません。
こどもが小さいときは、片親の悪口を聞かされることによって、子供の心に傷を残さないためでした。
子供への影響は、いろいろ上げられていますよね。自己肯定感の低下や、将来の異性関係の問題など。親の自分はうっぷんが晴らせても、子供の身になれば良いことは何一つないです。
そう思っていても、やはり隠し通せはしないです。夫婦の仲が悪いというのも、決してこどもに良い影響を与えるはずはありません。でも、同じ家の中にいれば、伝わってしまいます。これは、どうしようもありません。
ずっと同居している、上の子などは、このことについては何も一切口出ししません。黙って静観しています。どうしても、女の子ですから、ついついわたしも愚痴をこぼしてしまうこともあります。でも、ただじっと聞いてくれるだけです。
もう、大人になったこどもですから、いろいろわきまえているんでしょう。わたしより、ずっとしっかりしているし、ずっと大人だと思います。
夫の悪口を言うのは、わたしがわたしに向かってブーメランを投げているのと同じことです。
自分のパートナーの選択ミスは、これこそ自己責任ですから。誰かに強要されて、夫と結婚したわけではないですから。全部、自分の判断ミスです。
その失敗を、こどもに投げつけるわけにはいきません。こうなった時点で、なるべく自分の間違いの影響がこどもに出ないよう、気を配ってきました。もちろん本音では、こどもにはわたしの味方をして欲しいです。わたしの方が正しいのだと言って欲しいです。わたしは何も悪いことはしていない、全部夫が悪いのだと、認めてほしいです。
でも、見苦しいです。誰のせいかと問われれば、自分のせいなのですから。自分のケツは自分で拭くしかありません。
わたしも、かつて知人のこういった愚痴を聞いてきました。
↓この人です。
夫がその疑い・・知人の場合 - 1965年生まれの日記~離婚しようかやめとくか~
この方は、いつもこの愚痴大会のお茶やランチに、子供を連れてきていました。
状況を逐一子供に説明して、パパが悪いからこうなったんだ、と言っていました。わたしはこれを聞いていて、ちょっと子供が可哀そうだなと思いました。子供はパパが好きかもしれないのです。パパ大嫌いなんて、思ってないかもしれません。
こどもは何も言わなくても、色んなことを感じ取っています。
口に出して言わなくても、これはおかしい、と思っていることもあるでしょう。
やはり、夫のことに限らず、人の悪口を平気で言うことは、自分で自分の評価を落としてしまうような気がします。職場でも、そうじゃないですか?暇さえあれば、他人の悪口言う人いますよね。黙って自分の仕事しろよ、自分はミス1つしない優秀な人間なのかよって、日々心の中で突っ込みを入れるわたしです。