どこの職場にも、シュレッダーてありますよね。紙を裁断する、あれです。
わたしの職場は、いまだに大量の紙を印刷します。デジタル化という言葉はどこに行ったのでしょうか。
中小企業のみみっちいところで、これらの紙類はシュレッダーで処分しなければなりません。
嫌な言い方をすれば、手が空いてしまって、する仕事がない人向けの業務になっています。
もちろん、これも立派な業務の一つですが、やっぱり下っ端要員の仕事です。時間つぶし的な仕事です。わたしも派遣のころは、日がな1日シュレッダーに明け暮れていた時代もありました。
仕事が途切れた時、ちょっと手が空いた時、の仕事なのですが、今日は全然仕事がありませんでした。昨年から、仕事が減らされてしまったというのもあります。
手が空くということは、もちろん以前からあるのですが、意欲的にあれこれ自分からやってやろうという気持ちも、もうありません。
ボーッとしていて、幽霊さんとお話ししていても、誰から文句をつけられることもありません。
でも、それってけっこう、時間が過ぎるのが遅くて苦痛です。サボっているわけでもないのに、何となく後ろめたい気持ちにもなります。
そこで今日は、昼過ぎからずっとシュレッダーをかけていました。なんだか、みじめな気分になりました。
こんなに長く勤めてきて、今更シュレッダー?という、謎のプライドが邪魔をします。
考えないように、考えないように。わたしはもう60近い人間なんだから。下っ端の窓際に追いやられても、仕方ない人間なんだから。まだまだやれる、と思ってはいるけれど、周りの目は、そうは見てないんだよ・・。
シュレッダーは、定期的に止まるので、暇潰しにトイレに立ちます。
トイレにこもったら、自分がみじめ過ぎて、どっと、感情が押し寄せてきました。今日はもう、頑張れない・・・。1度そんな風に考えたら、負け。そうは思ってるんだけど。
誰も来ないトイレに坐っていたら、音を立てて心がペシャンコに潰れていくのがわかりました。
今日逃げても、まだまだこれからも、仕事は続くのだから・・。そう思っても、もう駄目でした。
久しぶりに、もう駄目でした。ここで帰ったら、(どうせやることなくて、帰ったんでしょ)って思われる。そう思っても、もう駄目でした。
体調不良という言い訳の元、早退して帰って来ました。
帰宅した時は、もう泣く寸前の心持ちでした。。。
でも、これを書いているうちに、だいぶ落ち着きました!吐き出す効果って、やはりあるのだと思います。
さーこれから、サッポロポテトを食べながら、金曜ロードショー見るんだもん!