1965年生まれの日記~離婚しようかやめとくか~

結婚して30年・・夫は発達障がいかもしれません

大学の寮という選択

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一番安く大学進学を考えるとなると、自宅から通える国公立大学に勝る選択はありません。

いわゆる給料の出る大学もあります。防衛大学校、防衛医科大学、海上保安大学、気象大学校の4校がそれにあたります。でもこれらは、恐ろしく偏差値も高いうえ、万人に選択できる進路でもないため、あまり一般的ではありません。

国立大学でも、うちのように第一志望の前期に落ちてしまって、自宅から通えない距離の大学に進学することもあります。

このパターンは、どうかすると自宅通学&私立大学のコスパを上回ってしまうことがあるため、本当に悩みました。

【結局進学に決定的な決め手になったのは】

①大学所有の寮があった(民間の経営する寮ではない)

②国立大学の研究予算を考えると、私立大学にはない魅力があった

③自分自身も寮生活を経験したことがあったため、お金がないとはいえ、やはり楽しい学生生活を送って欲しいと思った

すべての国立大学が、学生寮をもっているわけではありません。あっても、定員の少ない小規模のところから、男子寮だけ、女子寮だけ、団地群のような大規模学生寮(筑波大学が有名ですよね)まで、様々です。

【入寮の審査】

①家計支持者の所得証明

②なぜ入寮を希望するのかを書く申請書の提出

ここの大学は前期と後期に分けて、人数の枠を設けてあるようでした。

【審査の基準】

①居住地と学校の距離と

②+家計支持者の所得で点数化されるようです。

しかしこどもの話しでは、親の年収がかなり高いにもかかわらず入寮できた人もいるということです。今の時代、集団生活でプライバシーを保てないような人間関係は嫌がるこどもも多いのかもしれません。うちは、そんなことを言ってられなかったので、まったく問題視しませんでしたが。

だって、1か月の寮費が1万円くらいですから(驚)!!

光熱費も含んでいます!(冬場はもう少し高くなります)

・食堂などはありませんでしたが、「捕食室」という共同台所が各階にあって、自炊ができます。冷蔵庫もついています。

洗濯室もありましたし

共同お風呂もあります

個室の部屋には、ベッド、机、椅子、扇風機(北海道なので、エアコンはありません)、暖房がついています

・門限もありませんでしたし、管理人もいませんでした。学生の生活はかなりのびのびとしたものになっていたようです(笑)

学校によって、条件や環境、料金、審査は変わります。各大学のホームページで調べてみて下さい。

*(以上、北海道大学恵迪寮の話しを記載しています)

わたしにとって、こんなにありがたいところはありませんでした。新生活を始めるのあたって、家電も不要、敷金礼金などの出費もなく、購入したものといえば掛布団とカーテンくらいでした。こんなに安く済むなんて考えられませんでした。

うちの場合、寮費を含めて、1か月の仕送り代は6万円ほどでした。1万円を寮費に払い、あと食費、携帯料金、生活費で5万円です。

院生になる時に、もう1度審査を申請しなければなりません。院生の枠は学部生に比べて少なかった上、家にいる上の子の所得も合計されたため、今度は通りませんでした。寮の次は家賃2万円台の安アパートに移りましたが、ガス水道電気代がかかってきたため、生活費の仕送りは10万円に跳ね上がりました。

こどもによって、好き嫌いはあると思います。でも、長い人生、一度くらいはこんな経験もありじゃないかと。実際、就活のとき、寮での生活の経験は随分プラスに働いたようでした。コミュニケーション能力の査定にも、一役買ってくれたのかもしれません。