↑ちょっと生々しいイラストですね
ロングロングアゴー、わたしが披露宴をしたのは夫の実家のある土地でした。
義父はその土地で少し名の通った人でしたので、結婚するならこちらで披露宴をするように、と言われたのです。
特に、婚礼衣装とかお式に夢や憧れを抱いている私ではなかったので、「わかりました」と、二つ返事で承知しました。
披露宴には、義父母の関係者ばかりが出席しました。わたしのほうは、親兄弟親類一同20名くらいだったでしょうか。
華も欲しかったのでしょう。わたしの友人(=若い女性)も招待して欲しい、と義母から言われました。
当日幕を開けると、地元の有名人や、政治家的な人もいます。
ともあれ、誰が誰だかわかりません。紹介されるまま、ヅラで重たい頭を奈良の鹿のように、前後に揺らすばかりでした。
そこから、30年余り。。。
ここ十数年、冬の夜に電話がしつこくコールを繰り返すと、夫の田舎の市街局番です。誰かが、亡くなったという連絡です。
お名前を聞いても、どなたが亡くなったのかわかりません。方言がひどいので、電話で聞き取るのはなかなか困難なのです。
いくつかの電話の後、主席級の親戚から、「これだけ包むように」とお達しがあります。
ここまで行きつくのが、本当に大変なのです。全部、電話でやりとりですから。
しかも、向こうはこちらをよく知っていて、こちらは向こうの顔すら覚えていない。
特にわたしは、毎回(誰だっけ?)です。
夜7時を回ると、ほとんど電話はつながりません。早々に寝てしまうのでしょう。
そして、現金書留を送ることになります。
現金書留、送るのも手間だし、送料は高いし(涙)。
しかし、最近の年寄りは長生きですね。。うちの親だけではないようです。まだまだいっぱいいるのかな…(罰当たり)。
寒さが本格的になってくるど、そろそろ電話が来そうです。。