夫は最近、食事中に気管を詰まらせて、盛大に咳き込むことが増えてきました。
60代とはいえ、嚥下障害というには、だいぶ早いような気がします。
しかし、長年の喫煙から、毎日特に朝起床してからのべつ幕なしに咳をしています。
ま、しょうがないよね、自業自得だと、わたしは白い目で見ています。
タバコは、いくら値上がりしようと、一向にやめる気配はありません。
これから働けなくなって、年金暮らしになるというのに、どうするつもりなんでしょうか。
いえ、多分何も考えていないと思います。先のことを予測して動けない人ですから。
食事中は、テレビに熱中しています。もちろん、毎晩飲酒します。
さっさと食事の後片付けをしてゆっくりしたいわたしは、自分の分だけ洗ったら、あとはそのまま放置です。毎晩2時間以上はだらだらしているでしょうか。仕事のある日に、そんなに毎晩テレビを見る人っているのでしょうか。
その晩、夫はなぜか食事の最中に、ヨーグルトを食べ始めました。ヨーグルトでむせるのは前からしょっちゅうでした。
その時、気管が詰まったようなそぶりを見せると、息が出来なくなったようで、身体を硬直させたまま、椅子から真横へドスンと倒れ落ちたのです。
わたしは思わず、キャーっと悲鳴を上げてしまいました。
そしてすぐに、夫は食べたものを全部吐き出しました。
まっすぐ正面を向き、目を見開いたまま、だらだらと食べたものが口から出てきます。人がこんな吐き方をするのを見たのは初めてで、その異様な姿にわたしは物も言えませんでした。
しかし、なるべくしてなったか、という気持ちのほうが強かったです。
それに、その後始末の大変だったこと。仕事の後、夕食の後、の疲れ切っている時間帯に、大仕事です。
本人が死にそうなていで床に座り込んでいるのですから、さすがにこのままにして2階へ上がることは出来ませんでした。
ネットで嚥下障害を調べてみました。
【嚥下障害の原因】
①加齢による筋力の低下
でも、まだ65歳にもなっていないのに、そんなことってあるでしょうか?実家の90歳近い父も、特に嚥下障害で困っているなどの話しは聞きません。
しかし、わたしの友人のお父様は、お茶などでもとろみをつけてあげないと飲めないのだそうです。個人差がそれだけ大きいということでしょうか。
↓こういうのが必須らしいです。でもまさか60代で要る?
②神経・筋系の異常
パーキンソン病、筋ジストロフィー症などの神経性疾患の影響
②小さい脳梗塞や脳血管障害、脳出血の影響
知らず知らずのうちに、脳梗塞を起こしている場合があるそうです。
何て恐ろしい・・。わたしは、夫の介護だけは絶対にやりたくありません。
とてもする気にならないし、もはや見殺しにしてしまうかもしれません。どうしても子供に迷惑をかけたくないから、離婚は思いとどまっていますが、逆に介護をしたくない一念で離婚したいのです。
もはや、お金を貰ったって、あなたの介護はお断りです。