連休直前の仕事が多すぎて、GWどころではありません。まだ明日1日あるよ…。
通勤の途中、わたしの実家と同じくらい、古い家のように思うのですが、集落から離れて、ポツンと1件だけ建っている家があります。
家の背には小山。家の玄関のすぐ前に道路が走っていて、その向こうはがけ。がけの下は湿地。
門や塀も壊れてるし、誰も住んでいなさそう…と思っていたのですが、冬になってわかりました。夜になると、奥の方の部屋の明かりがボゥと灯っています。誰か住人がいるのです。
こんな場所になぁ。がけ崩れを起こしそうな場所ですし、湿地と竹林に囲まれてるからやぶ蚊が出そう。
前の道路もすごく狭いです。こんな道にバックで車を出すなんて、わたしは怖いです。
でもここは、どこへ行くにも車が必要です。
しかしうちは駅近で、そこそこ病院や買い物には困らない場所を選んで住んでいるので、ここで老後を迎えられたら車は手放せるのですが…。
住む場所、重要ですよね。
でも、能登半島地震の報道で、やはり不便でも自分の生まれ育った場所を離れられない、と戻ってくる方も多いというニュースも見ました。
夫もたぶん、そういう感じです。
18歳で実家を離れてから、もう何十年も関東にいるのに、最後は生まれた家に帰りたいのでしょう。文字通り、生まれて育った場所です。一番奥の座敷で生まれたそうです。
失礼なことを言うつもりはないので予めお断りなのですが、わたしのような転勤族の親の元に育った人間には、理解できないところがあります。
暮らすのに不便はあっても、やはり自分の土地!自分の家!というのが重要なのでしょうか。
夫の実家は山のふもとに建っています。あちらでは、よくある光景です。大雨の夜など、寝ていてとても怖いです。
100年以上も大丈夫だった、からといって、この先も大丈夫とは限りません。
家は無駄にデカく、もし帰るとなれば、電気系統の点検から建物の修理、もしかしたら白アリと心配もあります。すごい出費になりそう。
それにこの先高齢になれば、手入れも掃除も行き届かなくなるのは目に見えてます。
5、6年後、帰りたきゃ1人で帰ってください、と言うつもりでいます。
ただ、わたし自身もどうするのがいいのか、まだわかりません。田舎に行ったら仕事はないし。
よく、くよくよしないで今を楽しみましょう!とか言うけど、それって問題を先送りしましょう、としかわたしには聞こえません。。。