ようやく連休に突入しました。
しかし、夫も連休の模様です。気持ちが萎えます。かといって、わざわざ出かけていく場所も用事もありません。
わたしがコンビニ工場で働いていたころ、時給の上がる休日に予定が入ってなければ、わざわざ出勤したものですが。
今、日本で離婚する夫婦は35%だそうです。もう離婚することは、珍しくも、恥ずかしいことでも、隠すようなことでもなくなりました。
一番、離婚率が高いのは、高知県の46%。続いて、沖縄45%、和歌山44%。半数近いってすごいです。意外にも、一番低いのは東京都の27%。なぜなんでしょうか。それでも、結婚した夫婦のうち、4組に1組は離婚するわけです。
わたしの友人、知人にも、離婚した人は多くいます。望んで、離婚したわけではない人もいます。離婚の原因が、夫ではない人もいます。
ですが、こんなケースがありました。
離婚した友人のところに、警察から連絡があったそうです。男性が倒れて、病院に運ばれた。その男性の身内(兄弟)のところに連絡が行ったのですが、その兄弟が、男性の別れた妻、つまり友人の連絡先を教えた、というのです。
友人にとっては、何を今さらです。なんで連絡なんかしてきたのか、と、怒りでいっぱいだったそうです。そして、すでに離婚してから10年以上も経ち、もうまったく関係もない。だから、以降は一切連絡は不要です、と答えたそうです。当然ですよね。離婚してから、子の扶養費も貰っていないし、逆に金の無心をしてきたことさえあったそうです。
ところが驚いたことに、次に連絡が行ったのは、すでに成人した子供さんのところでした。
あなたのお父さんが、路上で倒れているところを発見され、病院に運ばれた。非常に状態が悪く、もしかすると容態が急変するかもしれない。身元の保証人も必要だから、現地までご足労願えませんか。と。
これを聞いた友人は、やはり子供に押しつけることは出来ませんでした。命の危険もあると聞けば、やはり子供にとっては、父親です。もう1人の子供も連れて、車で数時間もかかる、その見知らぬ土地の病院に駆けつけたそうです。
それでまぁ、結論から言うと、倒れたのは熱中症。外の仕事で、何時間も炎天下にいたためでした。元夫の所持金は、わずかでした。
元夫の部屋に行ってみると、カップ麺の空き容器や酒、お菓子の袋ばかり。医者から、栄養不足との指摘もあったそうです。
この先は、絶対に子供に連絡しないと約束させ、その代わりに入院費用を払ってきたらしいです。今時、熱中症で病院へ運ばれた、なんてよく聞くフレーズですが、けっこうなお金がかかるんですね。手術したとか、1週間入院したわけでもないのに、かなり払ったと友人は嘆いていました。
そして、あの夫のことだから、約束を守るとは思えない。また、子供に連絡が来たらどうしようと、心配していました。
わたしが、あっ、そういうことか、と思ったのは、この話を聞いてからです。
離婚しても、親子の縁は切れません。離婚して、自分は身軽になれても、逆に子供に荷を背負わせてしまうことになります。ずっと、子供に迷惑をかけてしまうのです。
わたしが、どうしても離婚に踏み切れない最大の理由は、ここにあります。