今日から休みに入っております。
昨日も、お盆前ギリギリ案件の仕事が終わってない人の仕事を助けていて、久しぶりに地獄を見ました。
元は自分が担当していた仕事ですので、見て見ぬふりはできませんでした。おかげで、胃が痛くなって帰ってきました。
世間はお盆。しかし我が家は、お盆行事と縁遠いです。
いえ、夫くらいは自分の父母のお墓に参った方がいいんじゃないかと思うのですが、行く気配はありません。
いくら遠方だと言っても、ねぇ。コロナも落ち着いてきているというのに。
周囲のお墓に、お花やお供え物が手向けられているのに、自分の両親の墓には水一杯かけてやらなくていいんでしょうか。
どうでもいいと考えている、というより、何も考えていないのだと思います。
周囲のお墓は、同姓の墓石ばかりです。その本家として、けっこう立派なお墓が建っているのです。
何もお供え物のないお墓には、墓参りに来た人が、自分のところの余ったお花などを置く習慣があります。きっと今年も、そんなお花しかないのでしょう。義父母も草葉の陰で、何と思っているのやら。
そうはいっても、わたしは義父母を嫌っていたなどの事情は、まったくありません。
気軽に車を出して、さっと日帰りできる距離にあるなら、わたし1人でも行ったと思います。普段からお墓参りもしたと思います。
実際は、かなりの遠方で、日帰りできる距離ではありません。車で行っても10時間以上は軽くかかるし、新幹線1本で行ける土地でもありません(そして交通費がすごいです)。
毎年夏に行っていた時は、お盆のやり方を一通り教わりました。あれは地方によって、全然違うものなんですね。
お墓は家のすぐ近くにあるのに、義母はわたしに、ちゃんとした服装に着替えるように言いました。ちゃんとした服装とは?つまりスカートです。またはワンピース。
他の別家や親戚、近所の人に会うのだから、ズボンでは駄目だと。ましてや、家の中で着ていた短パンやTシャツは、絶対NG。化粧もしなさい、靴もね、と。
思い返せば、遠い昔。そんなこともありましたよ。そのためだけに、毎年夏のワンピースを買わなければなかったことを思い出します。
毎年、お土産を親戚分も用意して、子供の荷物も用意して。多少具合が悪かった子供を連れて行って、実家についたとたん、病院にかかったこともありました。
あの頃は、自分にちゃんとした収入もなかったし、夫にもまだ遠慮というか、気を遣っていた時代でした。サラリーマンの夫の家に一家で帰省する、普通の奥さんのつもりでいた時代でした。
夫は多分、今年も家で飲み休暇でしょう。ま、わたしも人のことを言えた義理ではありません。
こういう休みは、各々自炊生活です。非常に気が楽です。夫も自分の食べたいもの、わたしも自分の食べたいものを用意します。
PCで遊んだり、アマプラを見たり、Youtubeで海外の動画を見たり。寝っ転がって本を読んだり、そのまま昼寝に突入して、うっかり窓の外が暗くなっても、誰にも気をつかうことはありません。
これはこれで、良い時代になりました。こんな日がやってくるとは、帰省していたあの時代には、思いもよりませんでした。