毎日毎日、蒸し暑いです。
帰宅すると、まず閉め切った窓を開けるのですが、お風呂場の脱衣所のような風が入ってきます。余計暑くなるような気がして、慌てて閉めてしまいます。
わたしの世代は、親も戦争に行っていない世代ですが、毎年8月になると、やはり日本に戦争があったことを思い出します。なぜか、戦争映画が見たくなります。
わたしの子供時代には、上野駅にまだ傷痍軍人が白い着物を着て、アコーディオンを弾いていたのですよ。
手先や足先がなくて、地べたにゴザを敷いて、たくさん座っていたのですよ。1人や2人ではなく、いつも複数人見かけました。
子供心に、どんなに怖かったかしれません。母親が、上野の松坂屋に行くと言う度に、震えあがったものです。
お見合いで結婚し、超ド級の田舎から都会に出てきた母親は、何かと東京のデパートに行きたがりました。わたしにはつまらない上に、恐ろしい白い着物の男の人達が怖くて、行くのが嫌で嫌でたまりませんでした。
戦争、というと、わたしにはその光景が焼きついています。
高校を卒業したとき、友人の何人かがグアムやサイパンに旅行に行きました。わたしからすれば、日本史の授業で習った万歳クリフなどが思い出されて、とんでもありませんでした。
今、子を育て終わり、自分がこの年になってみると、また別の思いがあります。日本じゃなくても、戦争をしている国はまだあるわけですし。
広島の平和記念資料館などは、高校の修学旅行で行ったきりです。
ぜひもう1度、ちゃんと見学してみたいです。
リニューアル後、子供が出張の時、いい機会だからと見てきたそうです。やはり昔に見た時とは、大きく自分の感想が変わったと言っていました。
ましてや、わたしが修学旅行で訪れた時、ひと騒ぎがありまして(戦争の話しとは無縁な話です明日にでも書きます)。それで、落ち着いてちゃんと見学できなかったというのがあります。
アニメでも、「この世の世界の片隅に」など見に行きました。若い頃は、わざわざ映画館に行ってまで見なかったと思います。自分の立場と相まって、ぐっと心に差し迫りました。
「火垂るの墓」も同じです。
あれはもう、何回も見過ぎて、開始1分で号泣してしまいます。やっぱり、親の立場も子の立場も、両方ともわかるようになってから、もう見るのが辛いです。
「母と暮らせば(吉永小百合)」も、もう涙ドバドバですね。悲しすぎます。
九段下に「昭和館」という施設があるのですが、戦時中の国民生活の歴史的資料館になっています。
わたしは、ここに何回か行っています。夏休みには、子供を連れて行きました(近くの科学技術館とセットでよく行きました)。
入場無料で見ごたえがあり、なかなかお勧めです。
最近は、YouTubeにも動画配信しているので、今はそれを見ることも多いです。