↑2024年8月15日 朝日新聞掲載
これは巷で話題の「タイミー」のことですね。高齢者の利用が増えているようです。
ここに掲載されている女性は、1年半で480回出勤したとのこと。
1年半って547日ですよ。547÷480=1.13。ほぼ毎日。70才、身体堅強でなくては勤まりません。
しかしながらここにもあるように、これは「人材派遣」ではなく「人材紹介」。
そして、仕事には労災はつきもの。
絶対に安全な仕事はありません。高齢者に配慮してくれる、親切なところばかりでもないでしょうし。
「タイミー」を見てみると、「労災保険の適応はありません」とあります。
何か事故があれば「自分で直接ワーカーと交渉してください」とのこと。
もしも、ものわかりのよくない変な雇用先にあたったら、自分でやり取りするのは心が折れそうです。
わたしは労災を経験しています。
大怪我ではなく、大型のカッターで手をズバッと切ったのですが、それもちょっと。動揺して頭もぶつけました。目から火花が出ました。
家だったらそのままにしたでしょう。
しかし職場で起きたことなので、病院で頭部のCTを撮り、労災の手続きをしてもらいました。
職場では、ドアの先に足をぶつけ爪先を血まみれにしたり、風にあおられたドアに手をはさんだり、といった労災もありました。
どれもちょっとした怪我だけど、それなりに休みやお金や時間を使っての治療です。労災でなかったら、自分が損をします。
何でもそうですが、企業は自分を有利にして甘い言葉で誘うし、いかにもお得感を出して宣伝をします。
上手い話しには裏がある、とまでは言いませんが、法的な点はやはりチェックしなくては。
小銭稼ぎの大銭失い、なんてことになりかねません。
しかし、やはり高齢者は働く場を求めているのですね。。。身につまされます。