夫が失職するまでは、水泳やピアノ、英語の習い事などもさせたこともありました。
【習い事】
①水泳→もし目の前で子供が溺れるようなことがあっても、助けられる自信がなかったからです。
子供にも言っておきました。もし、〇〇ちゃんが溺れても、お母さんが助けると一緒に溺れ死んでしまう可能性が高い。〇〇ちゃんが死んでしまっても、〇ちゃんがまだ生きている以上お母さんは死ねない。だから、〇〇ちゃんが溺れても、お母さんんは助けない。
そのくらい、海や川で他の人を助けるのは難しいことだから、自分の命は自分で守る術を身に着けてほしいと思いました。
②ピアノ→やはり小さいうちに少しでも触れる機会を設けることで将来の幅が広がります。大人になってから一から始める負担を少なくさせることが出来るかと思いました。教養として身につけて欲しいのもありました。
③英語→結果的にドブに金捨てました。完全に親のエゴですね。自分が語学に強く興味を持っていて、社会人になってから金を貯めて留学したこともあり。小さいうちか英語をやらせても、本人に興味がなければあっという間に忘れます。
どれも中学に上がる前にはすべてやめさせました。文字通り、ここでなりふり構っていたら、学費を貯めるなんてことは出来んぞと悟ったわけです。
そして、学費以外の出費は極力切り詰めようと決心しました。
塾くらい行かせれば良かったかとも思いましたが(Z会は少しやってました)、夫がその後、アルバイトのような仕事しか自分で探せず(高学歴にもかかわらず)、定職につくことも出来なかったので、結果これで良かったと思っています。
幸い、上の子が高校進学の時から、授業料の無償化が始まりました。痛かったのは交通費(特にバス代が高かったです)と修学旅行代金くらいでしでしょうか。
しかし、理系の子が前期志望の大学を落ちて、遠方の大学に後期で合格するとは計算に含まれませんでした。結果的に、浪人はせず(本人が決めました)、後期合格の大学に進学することになったのです。
しかし、塾、予備校に通うことなく、1人で地道にコツコツ勉強してきた姿を見てきていたので、まさか(大体センターの前日にめっちゃゲームやってたからだよ)とか、(二次試験の帰りに秋葉原寄って遊んできたからだよ)とも言えず(笑)、そこは否定せず、喜んで送りだした次第です。
国立大学の後期の受験は、大学学部によっても異なりますが、10~16倍ほどの倍率になったりもします。来年、再受験しても、合格する保証もないし、自宅浪人する覚悟もなかったのかもしれません。
もう過去の出来事になってしまった今、あの時こうしてあげれば良かった、こう言ってあげれば良かった、と思い返してもせんないことですね。もう一度チャンスがあったとしても、私にはやはりそれしか出来なかったように思います。