今年の4月、パワハラ防止法が改正され、中小企業も防止対策が義務付けられました。それまでは、大企業だけが適用されていましたが、うちのような中小貧弱企業も対象になりました。
というわけで、全社員が研修を受けました。その感想を、ちょっと書いていこうと思います。
【パワハラの弊害】
・従業員の労働意欲の低下(そりゃそうだ)
・従業員の離職、人手不足(そりゃそうだ)
・組織力低下(組織の崩壊につながる)
・生産性の低下(そりゃそうだ)
・被害者からの損害賠償請求のおそれ(対加害者、対会社)
・風評による社会的評価の低下(SNSなど、ネットで拡散)
こんなこと、言わんでも今更わかるでしょ、という内容ばかりです。
【会社のとってのメリット】
・優秀な人材が集まる(流出しない)
・多様な人材が成長し、組織に創造性と革新性が生まれる(ほんとに?)
・会社への忠誠心が高まる(そんなことある?)
【従業員にとってのメリット】
・快適な就業環境(え、これだけ・・)
なんだかなーー、という感想です。
だから、パワハラに遭ったら、上司や人事に言ってね、という話しです。
でもこれまでも、そうしても解決されなかったから、自殺やもろもろの事件があったんじゃないんですか。
つまり、会社がなんとかしろ、という方向に持っていくための法律改正なんだな、と思ってしまいました。厚労省も手に負えなくなってきているんじゃないんでしょうか。
そして、わたしの職場の環境的にはどうなのよ、です。確かに、上からの圧は、最近ではないです(昔、違う上司の時は多少ありました)。しかし、パワーではありませんが、同僚からのハラスメントなんて、しょっちゅうです。
陰口、当てこすり、嫌味、他の人の面前での攻撃(メールのCC)、仕事上の協力をしない、協力を拒む、美味しいところや楽な部分だけ自分が持っていく、嫌な仕事は人に押しつける・・。年がら年中こんなんですが、これってハラスメントにならないんですかね。
やはり、会社は儲けてなんぼですから、なにかあっても保身に走るのがデフォルトでしょう。
自分の身は、自分で守らないといけないのは、変わらないということです。あまり、環境改善に期待してはいけないな、というのが、最終的な感想でした。