玄関やインターホンをピンポンしてくる、訪問勧誘。先日、この話を書きました。
これ、夫が応対していたら、最悪なのです。
一昔前は、「不要な貴金属を高値で買取します」「無料で布団のクリーニングをサービスしています」なんてのも、多かったです。
わたしが仕事から帰ってみたら、布団セールスの業者が家に上がり込んでて、びっくりしたことがあります。夫が家に上げたのです。「いや~、無料でクリーニングしてくれるって言うからさぁ」とか、真顔で言うのですから、驚いてしまいます。
わたしが「じゃあ、その人はボランティアなの?こんな夕飯時に、人の家に上がって、その人の目的は何か考えてみた?もう7時になるんだよ?」と、言っても、ヘラヘラしています。
こうして、「断るのが苦手な人」「人の言うことをそのまま信じてしまう人」が、一定数いるので、訪問勧誘はなくならないのでしょう。1件契約すれば、けっこうなお金が懐に入ってくるのでしょうし。
これも前の話しですが、やはり夕飯時に勧誘の電話がかかってきたことがありました。
夫が電話に出たのですが、横から聞いていると、明らかに勧誘なのです。夕飯だから断れ、とメモを出したのですが、なんと30分くらい断り切れずに聞いていました。呆れて聞いてみると、「だってNTTだったし、うちの場合、安くなるんだって」とか、バカ丸出し、大真面目にそう言うのです。相手の言うことを、丸々鵜呑みにしているのです。わたしが出れば、「食事中ですので、失礼します、ガチャ」で終わりです。
1度は、「相手が、市役所だった」「女の人だった」とう理由で、やはり数十分も電話を切れないでいました。相手が市役所の人だっていう、証拠はあるの?市役所の人が、業務時間外の夜7時過ぎに、家に電話かけてくる?緊急?何が緊急なの?女の人って、そんなに信用度が高いの?
こういうことを何度も繰り返し、わたしは最後通告を言い渡しました。何かをうっかり買ってからでは、わたしが大変になるからです。
とにかく、勧誘の電話(インターホンでも)は100%切れ。本当に必要な連絡なら、もう1度連絡があるし、大事なことは書面で来る、と言いました(今はそうとは限らないけど)。1度でも電話に出てしまうと、やっぱりなかなか切れないんですよ。強い態度に出られないという、損な人間ていますよね。
これ以降、うちの電話はずっと留守電。出るときは、電話番号を確かめてからです。知らない電話番号は出ない。こんな当たり前のことを習慣づかせるのに、どのくらいかかったでしょうか。本当に呆れてしまいます。幸い(?)、夫はまだ認知症とか老人でもありません。むしろ、自分の勤務先、同僚、田舎の親戚の電話番号をよく覚えていて、その後、失敗することはなくなりました。
実家の親より、リテラシーが低いんですよ。今年90歳になる親の方が、よっぽどしっかりしています。