1965年生まれの日記~離婚しようかやめとくか~

結婚して30年・・夫は発達障がいかもしれません

ランチに出かけたまま、二度と戻らなかったママ友

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もう、ずいぶん前の出来事です。

今は、平日にランチといった楽しみには、縁がありません。でもその当時はまだ、声をかけてくれるママ友もいたんです。まぁその後、ことごとく断り続けてしまいましたので、今は誰も誘ってくれなくなりましたが。

声をかけてくれたママ友さんは、わたしがランチのお誘いを断ってしまっても、他のママ達と数名で、ランチに行きました。

そこは、誰でも知っている、個人レストランです。ちょっとおしゃんな建物で、内装もシックな良い感じです。平日は、女性のランチ軍団に占拠されています。

このママ友さん達が、その店でランチをしたのです。そして、一緒に行ったママ友の1人が、食事中に突然倒れたのです。

もちろん、お店の人が救急車を呼びました。しかしそのお店に、AEDは当時置いていませんでした。

救急車が到着するまでの間、他のお客さんと手分けして、道路沿いにある他のお店に、AEDを求めて走ったらしいです。しかし当時は、どの店にもありませんでした。

結局その方は、くも膜下出血で亡くなりました。

わたしがそのことを知ったのは、〇〇ちゃんのおうちでお葬式があるんだって、と子供から聞いたからです。え?あの時、ランチに行くメンバーの中にいたのでは?驚いて、誘ってくれたママ友さんに問い合わせると、事の次第がわかったのです。

わたしは、特別親しかったわけではなく、仕事もあったため、参列はしませんでした。

しかし出勤途中で、その方の家の前を通った時、洗濯物が出しっぱなしになっているのを見ました。悲しい光景でした。

次の日、その次の日。そのまた次の日も。洗濯物はそのまま、ベランダで風に揺られていました。4日目は、雨でした。それ以上はもう見るのが辛くて、見ないようにして通り過ぎました。

彼女は洗濯物を干した時、まさかこれきり家に戻ってこれないとは、夢にも思わなかったでしょう。その日の、夕飯の心づもりもしてあったでしょう。子供の送迎の予定もあったでしょう。

人生の途中で、ぷっつりと生涯を終えてしまうことは、さして珍しいことではないように思います。特に交通事故など、自分で回避できないことがあります。でも、こんなに身近に起こると、胸がきゅっと痛くなります。

ましてや、子供を置いて世を去るのは、親としてどんなに心残りだったでしょうか。そんなことを考える余裕もなく、あっという間の出来事だったのでしょう。。。

今では、AEDは珍しくなくなりました。学校や職場のAED講習会には、わたしも参加しました。AEDを使用するのは、全然難しくありません。誰でも使うことが出来るようになっています。もし、そういう場面に遭遇したら、臆することなく使うべきだと思います。