グッと寒くなってきましたね。その昔、若きOL時代の頃は、寒くなればなるほど、スキーに行く楽しみが増えたものです。
時はバブルで、冬は毎週のように、会社の人とスキーによく行きました。今から振り返ると、懐かしいですね。あんなに楽しいスキーを、子供には1回も、経験させてあげられませんでした。
金曜日が、華金と呼ばれていた時代です。職場の同僚は、それはそれは派手やかな結婚式を挙げたものです。わたしも、よくお呼ばれしました。
わたし自身の結婚も、皆から祝福されました。お祝いしてもらいました。その結果が、このザマです。
お相手(夫)の出自、学歴、収入、性格、まず誰からも文句は出ませんでした。
難を言えば、遠く田舎の本家の長男、という点くらいでしょうか。まったくの核家族、転勤家族で育ったわたしには無理ではないか、と親が心配したものです。
それも杞憂に終わりました。私自身も不安に思っていた、大量の親戚づきあいも、本家の嫁の仕事も、今はほぼありません。時代の流れ的なものもあるのでしょう。
盆暮れに帰省した時期も、結婚から10年くらいでしょうか。
夫が失職してからは、そんな費用は出せなくなりました。
わたしはともかく、まだ小さかった子供達には、可哀そうなことをしたと思います。夏休みに田舎へ行く、という行事は、そこでぷっつんと無くなってしまったからです。
どんなに良い条件に恵まれても、その後の結婚生活が順調にいくという保障にはなりません。
うちのように、思わぬ災難や不幸にあっても、夫婦で力を合わせて乗り越えるカップルは、山のようにいます。逆に、そんなにたいした?問題ではなさそうなのに、すべてがなし崩しになってしまう夫婦もいます。
夫が仕事を失うなんて話しは、どれほどもいるでしょう。そんなに珍しい話でもないでしょう。夫が転職に失敗なんて人も、山のようにいると思います。
夫は少し、自閉症的な何かもあるのではないかと思っています。
ADHDではなく、いわゆるASDですね。人にあまり興味を持てないような様子が、見受けられます。あなたがお金を稼がないと、わたしや子供が困るんだよ、と何回言ったことか。それでもどこか、他人事のようでした。まったく危機感がないように、見えました。
でも、どんな障がいがあったとしても、稼ぎさえよければ良かったのか。最終的には文句はなかったのかと思えば、たぶんそうでもないです。
どんなにお金があっても、不幸な結婚生活を強いられている人は、たくさんいます。
形が違えど、わたしの結婚生活も失敗に終わりました。何がいけなかったのか。今さらですが、よく思います。救いは、子供がいた、いてくれたことくらいでしょうか。子供のいない人から見れば、情けない限りですよね。
この先、辛い老後生活が始まります。そして、もうこれからは、子供のいない人生になるのだから、自分の問題は自分で解決しなくてはならぬ、と決意を固めています。