コロナも、落ち着いてきたのかと思っていましたが…。
龍角散のど飴の品薄が、ニュースになっていました。
コロナにかかった後の、咳や喉の痛みに効果があるって・・当たり前です、だってのどの薬の飴だもん(笑)。
龍角散の原料は、鎮咳去咳作用のある生薬です。
出所が漢方なのに、その漢方のお国は、何かと買い占めや転売が話題になります。
過去には、メリーズの紙オムツや、粉ミルクなど、様々な商品を大量に買い占めした中国。
これでは、中国は日本人から嫌がられてしまうのも、もっともな話しです。
人口が減少に転じたと、これもニュースになっていましたが、しょせん数の上では、日本人なんて超少ないから、勝てるわけないです。
独身の頃、中国雲南省を旅していた時です(よく、バックパッカー的な旅行をしていました)。山奥の小さなローカル駅で、日本の製薬会社の人に、偶然会いました。
場所は、成都と昆明のちょうど中間あたり。
成昆鉄道という路線です。有名な山岳路線で知られ、鉄道マニアでなくても、沿線の絶景を目当てに人気の高い路線です。
当時はPCもネットもなかったので、その駅に割り当てられている1日の切符の枚数が売切れたら、それでおしまい。次の日になるのを待って、並びなおして買うしかありません。
深夜帯の切符がまだあるんじゃないかと、鼻息荒く駅に駆けましたが、すでに売り切れ。しかし、まだ後に続いた人が、もう1人いたのです。
わたしは潔くあきらめ、その晩の宿を探し始めました。すると、その人もついてきます。
2人で、駅前の多少良さげな(=かなり貧相な)宿に入ってみて、各々宿泊の交渉を始めたところ、お互いが日本人だということに気づきました。
その方は40代の男性で、言葉もかなり流暢です。聞いたところ、あの漢方でおなじみの「ツムラ」の社員の方でした。
漢方の原料の仕入れや、現地の情報収集に、こういったトンデモ田舎まで出張に来るとのことでした。言葉も、ここまで来ると少数民族が多くて、通訳を雇わないといけないこと、など、色々面白い話を聞かせてもらいました。漢方はライバル会社も多くて、あんまり詳しくは話せないんですよ、とも仰っていました。
見た姿は、もう現地の人も同然のナリ。
80年代当時は、こんなところに日本人がいると思わないので、お互いに、「え、何でこんなところにいるんですか」と言ってしまいました(わたしはただの個人旅行でした)。
松茸なども採れるこの辺り。当時から、日本人のバイヤーも多く潜伏?していたようでした。
だからといって、買い占めたりはしないですよね、日本人は。両国の差は、そのあたりに出ていますよね。