今朝、隣の奥さんと、久しぶりに話しました。ゴミ出しの時、バッタリ会いました。
隣といってもちょっと距離が離れています。そこも一戸建ての賃貸です。この通りは、一戸建てが立ち並びますが、賃貸が半分くらいのようです。
親が住まなくなって→空き家になって賃貸に出し→あるいはリフォームして売るor賃貸(うちが借りているのはこのパターン)→最後は更地にして、アパートを建てる
近所は、こんな感じのところばかり。
駅の乗降客も減っているようですし、町の人口も減ってきています。アパートが、どんどん増えている印象です。
いつぞや書きました、すぐ近くのアパートに越してきた、おじいさんおばあさん。となりの奥さんも、もちろん知っていました。
家の前の道路に、隣県ナンバーの車が土日によく路駐しているからです。うちからもお隣の家からも、よく見えるのです。
どうやら息子さんが、そのご夫婦を訪ねてきているようです。
帰りには必ず外に見送りに出てきて、なんやかんやと3人で立ち話しをしています。
窓を開けていれば、声が聞こえてくる距離です。ベランダからは丸見えです。嫌でも、様子が伺い知れてしまいます。
それが聞こえてくるので、奥さんの話しと、わたしの話しを合わせると、ご夫婦はどうやら古い家屋を処分して、そのアパートに入ったようなのです。
こう書くとわたしが超出羽亀行為をしているかのようですが決してそうではありませんので念のため。
家の中に階段もないし、移動が楽だ。庭の草も抜かなくていい。設備の修理もしなくていいから、気楽だ。駅まで歩いて行けるから、電車もすぐ乗れる。駅からタクシーに乗っても、嫌な顔をされなかった(徒歩8分の距離なので)。
そんな話を、奥さんもわたしも聞いています。
オンボロ一戸建てを残しても、子供が困ると思って、自分で処分したのでしょうか。
そういった方は、何となくURとかに入るのかなと思っていましたが、URは階段があります。場所もちょっと不便なところです。
別に通勤する必要がなければ、こんなところ(駅近)に住まなくてもいいようなものです。でもひょっとしたら、都内や孫や子のところに、簡単に行ける利便性を取ったのかもしれません。
家を売ってきたなら、お金はあるだろうし、施設に入るまでのつなぎなんでしょうね。
どう見ても、ここが終の棲家というわけではない感じです。
考えてみれば、持ち家でも賃貸でも、自分の布団の上で死ねる可能性の方が低いです。今や8割の人が、病院や施設で亡くなっているとか。それも、最後まで1人で暮らせるはずもなく。
終の棲家なんて響きのよい言葉は、結局自己満だよなぁと思ってしまいます。