ああ、今日は共通テストだったんだ、とニュースを見て気づきました(自分は共通一次、子供はセンターと時代は変わりましたね)。
やはり身近にモデルがいないと、ピンときません。高齢化問題も少子化問題も、昔のわたしは圏外でした。
子供の受験と進学、この2大問題に振り回された時代は、他のことに関心がいかなかった時代でもありました。
職場のあれこれだって、今に始まったことではないのです。そんなことに気を取られる暇がないほどに、当時は家の方が大変でした。
毎晩ぼーっとした顔で酒を飲んでいる夫を見ていると、当時、わたしがどれだけ苦しんだのかわかっているのか、と思います。
あれだけの金額を画策したわたしを、褒めて下さいよ。受験は親にとっても、大変な負担です。
(興味ある方は、「子供の学費」をご参照下さい)
合格したら、不合格だったら。その時にかかる金額の違いは、交通費は、宿泊費は。
子供の勉強に関しては何もできませんが、ことお金に関しては親の仕事です。
それがわかっていて、何年も前からよくわかっていて、それでも大変でした。
3歳違いの子供2人分、よく頑張れたなと自分が思います。
誰かのように、自分の奨学金を20年以上も返済し続けた人間が、仕事を辞めて、結局家計からそのお金を出させて、よく平気な顔してここにいられるよと思います。
普段はもうこんなことを思う機会は少なくなりました。ただ時々こうして、受験などのニュースを見聞きすると、よくあれを乗り切ったな自分、と思ってしまいます。
下の子の時は、上の子が応援してくれたのが大きかったです(頼んだわけではないです)。
理系の学生は、バイトができない部分もあります(専攻と人によるとも思いますが)。
だからというわけではないけど、内心、上の子には頭が上がらないと思っている自分がいるんですよね。
お金の使い方、暮らし方、マンゴの育児に関しても、口を出したくても出さないでいるのはそこも大きいです。
親として、人生の先輩として情けないけど、わたしのやり方の方は間違っていたのではないかという不安があるからです。
奨学金を使わせたら、今の貯金がこんなに少なくて不安に思うこともなかったのでは?世間には立派な収入があるのに、子供に奨学金を払わせる親もいます。教育の一環なのでしょうね。
わたしの場合は、自分の退職までの収入の計算、その後の年金や貯蓄額の計算まで頭も気持ちも回りませんでした。
本来ならこういうものは、夫婦そろって考えるべき問題です。うちの場合は、わたし1人の目線でやってきたので、抜けるところも大きかったのだと思います。夫に頼っても、無駄でしたから。