人様のブログを拝見した後など、たまにはお蕎麦屋さんで美味しいお蕎麦を食べたいなぁと思います。
実はわたしは蕎麦派です。
子供は実家にいたころ、蕎麦屋でバイトをしていました。
庶民的な町のお蕎麦屋さんではありません。高級蕎麦屋です。
お店のご主人は、蕎麦に関してはこだわりの人で、自分の蕎麦畑さえ持っているという人。
親アルアルで、子供がバイトしているところを見てみたいと興味本位で食べに行きましたが、その1回のみにて終了しました(笑)。
なにしろ、当時のわたし(と下の子)にとっては、ぜんぜん腹が膨れませんでした。
量は少ないのにお値段がはります。そういう「そば」ではないということです。
でも、抜群に美味しいです。こだわりの蕎麦だけあります。有名人の色紙も飾ってあります。
そんな中、子供が
「今日は忙しい、早く行かねば」という日がありました。
何かと思えば、
「年金支給日は、ご老人が大挙してやってくる」
と言うのです。
わたしは当時、「年金支給日」なんてまったく考えたことがなく、子供の口からその言葉を聞いてビックリ。
年金が入った日のご馳走としてやってくるのかもしれません。
そのお店の蕎麦は、そうそう普段は食べに来れないのかもしれないです。わたしだって、1度きりで終わったのです。
蕎麦は、立ち食い蕎麦でも乾麺で家で作っても、そこそこ食べられます。
でも、お店の打ち立ての蕎麦、つけ汁の旨さは、そこでしか味わえない物。
当時、まだ40代のわたしは思ったものでした。
年金支給日に蕎麦がご馳走?ステーキとか焼き肉とかじゃなくて?と。
今、よくわかります。給料日にステーキの時代はとうに過ぎ去りました。
この先は、年金支給日に蕎麦が確かにご馳走です。
というか、もうこの物価高になっては外食そのものがご馳走です。