職場に出勤すれば、敵の包囲網に囲まれたかのような気持ちになる毎日です。しかし、普通に接してくれて、なごやかに世間話が出来る同僚もいるにはいます。
先日ディズニーシーに行ったので、職場にお土産を買ってきました。
黙っていれば別に買ってこなくてもいいのですが、いつももらってばかりでも気が引けます。ここらは田舎なので、ディズニーに行ったとなれば、お土産は必須です。
「ディズニー行ってきたんだぁ~、どうだった~?」
と、聞いてくれる人もいました。みんながみんな、あの民度の低い同僚みたいなわけでもありません。
しかし必ずしも、そこに愛があるわけではないことを知りました。
明らかに、嫌味が混じっているのです。
「あんまり楽しみ過ぎちゃうと、落差が激しいよねぇ~」
「ホテル泊まったら散財だったでしょう、しばらくは行けないね」
などなど、ん?と、引っかかるものがあるのです。
深くとらえすぎ?わたしの考えすぎ?下衆の勘ぐり??
露骨に、「わたしだけ聞いてない」なんて言う人は、例の同僚くらいですが、でもこれって、1周回ってやっぱり嫌味言われてますよね。
しかし次には、いかにも親切ごかしに
「さっきのメールの返信、来てましたよー」なんて教えてくれるのです。
そりゃ、「わかりました、ありがとうございます」って、答えますよ。
同じからかうにしてもいじるにしても、冗談半分、あくまでコミュニケーションの一環として言ってくる分には、良いと思うのです。それも、愛情友情親近感の一種だと思うからです。
でも、明らかに、悪意のあるからかいは、人間関係を壊します。信頼感が失われます。
その後にこやかに、何をどう言われても、もう不信感しか残りません。
その同僚には、いつも困ったときに仕事を助けてくれる親切な人、というイメージを持っていました。
いつもニコニコしていて、人に嫌な態度をとりません。でももしかしたら、わたしの一方的で勝手な思い込みだったのかもしれません。
内心では、(めんどくさいやつ)(何1人ではしゃいでんの)(こっちはいい迷惑なんだよ)と、思っていたのかもしれません。
そう考えたら、もう何だか、以前のように接するのが怖くなってきました。彼女のニコニコ面が、般若の面に見えてきました。
とはいっても、彼女とわたしの仕事は、もろ被りなのです。1日どころか、1時間たりとも話さないわけにはいきません。
しかし、今回のことは、わたしにとってもいい学びでした。その同僚に、こういう面があるとは知りませんでした。しばらく、黙って自分の仕事に専念しようと思います。