夫は買い物が好きです。
発達障がいのアレなんでしょうが、安いとなれば、家に在庫があっても、何度でも同じものを買ってきます。
はっきり言って、病気なのだと思います。
先日は、ソースを4本も買ってきました。使う前に、全部賞味期限を迎えてしまうに違いありません。
漂白剤のハイターは、ふと見たら3本ありました。
夫の大好きな入浴剤にいたっては、10個ほどもあるでしょうか。そのうち半数が開封してあります。
その横には、カビキラーが5本ありました。5本なんて普通買いますか?
夫の使っている(最中の)歯ブラシは4本です。
情けないやら腹立たしいやらで、もうため息もありません。
備蓄するなら、水とかそういったものを買うべきです。水は重いし、買うのが大変です。
わたしは、週に1度しか買い物に行かないので、そういった余分なものを買うのは大変なのです。
そういう事情は、同じ家で暮らしていれば、分かりそうなものです。
週1の買い物は、昨日や今日に始まった習慣ではありません。今の職場に勤めるようになってから、もう15年以上も続いているのですから。
そういうまったく周囲に気づかない、見えてない、見ようとしないのは、発達障がいゆえなのだと思います。
そして、この症状は、安定しないのです。
最近、頼んでもいないのに、食材を買ってきます。ソースやハイターから、食料に移ったのです。野菜室や冷凍庫が、知らぬ間にパンパンになっています。
うっかり、夫の買ってきた冷凍シーフードミックスを、自分が買ったものだと勘違いしました。
それを使って、シーフードカレーを作ったところ、上の子がとても美味しいと褒めてくれました(大体、この子は私の料理を何でもほめてくれるのです)。
それで、何か夫にスイッチが入ってしまったようです。
冷凍庫に何やら、買った覚えのない冷凍食品が入っています。
野菜室もです。野菜は必ず調理しないと、食べられませんよね。
無駄になるのもなんだと思って料理しているうちに、買ってくれば食べられるんだと勘違いされたようです。
調理に手間のかかる、自分の好きな食材ばかり買って、野菜室に入れるようになりました。ふき、とか、かぶ、とか、山菜とかです。
わたしは料理自体は好きなんですが、もう夫のために料理してあげる気持ちが出ません。
わたしが、どんなに仕事が忙しくても、どんなに体調が悪くても、わたしのために食事が用意されたことはありません。
いつだって、こどものために食事の心配をしてきたのは私でした。もう、自分のことは自分でやって欲しいです。
そういうわけで、もったいないと思いつつ、野菜室の中でしなびていく野菜を横目に見つつ、手を付けないようにしています。
ま、こんなことしても、何も学習しないんでしょうけどね。