日がな1日家の中で、暇を持てあましています。ホントは貧乏なのに、こんな富豪発言をお詫びしますm(__)m。
時間がたっぷりあるので、この前旅行で電車に乗った時のことを、ゆっくりゆっくり書きます。
自宅の最寄駅から、始発に乗りました。
連休の初日だけあって、いつもよりかなり混んでいました。普段なら平日でも休日でも、座席が埋まるほどには混んでいません。
1時間以上も立ちたくないので、空いている座席を探しました。
そこは、4人掛けボックスシートでした。そこに、若い男女が斜めに向かい合って座り、頭を垂れて寝ています。
空いている座席の上には、コンビニの袋。中にはおにぎり、パン、飲み物。だいぶ遠くから乗ってきたようです。そしてその足元には、それぞれスーツケースが置かれていました。
わたしは座りたいので、遠慮なく手前の女性の肩を軽く叩いて、話しかけました。
「すみません、座ります」
うちの子より若く見える彼女は、ハッとして頭を起こし、対面の席に置いてある荷物を膝の上に、スーツケースは通路の方にどかしてくれました。
「ありがとうございます」(いやこの言葉は要らなかったな?)
なんて思いながら、無事着席です。
これができない人?もいますよね。わたしも、駅2,3つ分だったら、立っていると思います。でも、東京駅まで1時間じゃすまないですから。それに、次の駅の方が、人が大勢乗ってくるのは分かっています。
案の定、次の駅、そのまた次の駅、次から次へと人が乗り込んできます。
狸寝入りしている(と思った)相方の若い男性は、頭を下げたまま、動きません。
散らかしっぱなしのコンビニ袋もそのままです。膝の前にはスーツケースだし、このままでは、誰もその席に座ることはできません。
(案外、誰も荷物どかしてくださいって言わないんだもんだな)と、変な気持ちでその光景を眺めていると、出ました(笑)。わたしの期待通りの人が(笑)。
北斗晶の旦那のような、デカい男性が横に仁王立ちになりました。
若い男性を小突いて起こし、「……」無言で睨みつけています。怖えええ(笑)!
若い男性は、狸寝入りを続ける予定だったのか、それとも本当にぐっすり寝ていたのかわかりませんが、ちょっと小突いたくらいでは、頭を上げません。お連れの若い女性が、慌てて男性を起こしました。
「ちょっと!ねぇってば!」と身体を揺さぶって、「荷物上に上げてよ!」と言いました。お、この2人やっぱりカップルか。
その時は、もう通路にも人がいっぱい立っていて、誰の目からも冷たい視線ビームが注がれていました。
女性が横へ移動すればいいものを、空いた座席に大男が入ってきたので、男性と男性が向かい合わせ、しかも片方は北斗晶の旦那仕様(←名前忘れてしまった)。
若い男性は、足も身も亀のように縮こまってしまいました。それを見ていらっしゃった他の乗客も、内心(してやったり)と思っていたに違いありません。
(え!それ見たよ!という人が現れませんようにそこに座っていた中高年女はわたしです)
というわけで、なんか面白かったな、という話しでした。
次に乗った新幹線では、お隣りに座った中年細身の男性のシャツの袖から入れ墨が見えたので、ちょっと怖かったです(笑)。終わり。