大学生の子供への仕送りがなくなって、1年が経ちました。
4月の初任給までは、何かと出費もあり、新生活で買わねばならないものもありました。ここまでが親の負担でした。
6年間、いろいろ心配もしました(金銭面で)。
ただの1度も、「お金がない」とは言ってこなかった下の子。
わたしが、あれこれ聞いても、「大丈夫だよ」「何とかなりそうだから、心配しないで」これ以外の返答を聞いたためしがありませんでした。
それがかえって不安だったり。逆に、(なんとかするのも勉強のうち)と思ったり。わたし1人が、身も細る思いで、送金してきました(夫は無関心でした)。
元々、「好きなことだけ勉強出来たらいいなー」なんて言ってる子でしたので、学業は順調なようでした。
ただ、研究という名の勉強に代わってからは、あまりバイトをする時間は取れなかったようです。月に1度の送金の時、通帳内に残っているお金は0,またはマイナスになってることも多くありました。
高校生活が終わってからの最初の1年は、上の子下の子、2人分の学費が被った時期もありました。
単に学費だけじゃありません。大きいのは、電車などの通学定期。
それに教科書代、昼食代も。教科書代は、2人ともメルカリで中古品を探したり、色々工夫をしていました。
実は、学費の残り分を、それぞれの名義の貯金として少し残してあります。
もちろん、何もなければ、わたしの懐に入れようともくろんでいます。
でもこの先、仕事が合わなくて、辞めたりすることもあるでしょう。病気になって実家に戻ってくるなんてことも、普通に聞きます。結婚しても、離婚することもあるでしょう。心配したら、キリがありません。
そんな心配から、もし実家を頼られた時のために、そのお金はそのままにしておくつもりです。
子供への仕送りがなくなっても、そんなにビックリするほど、手元にお金が残ったりしないんですよね。これは意外でした。もっと、順調に貯金を増やしていけると思ってたのに。こんなに物価高の嵐になるとは。
もっとマトモな、ちゃんとした稼ぎのある夫さんのいるご家庭なら、こうはならなかったのでしょう。ウチは、「普通」よりずっと下でしょうから。
でも実感として、子供が社会に出てから、自分が定年するまでの間しか、老後に向けた貯金は出来ないように感じます。
それまでは、三途の河原で積んだ石を崩すがごとく、貯金しても何かと出費のために崩してしまいます。
学費の他にも、食費、医療費、交通費、車の免許…。多少のお小遣いだって、絶対に払わないと決めるのは難しいです。
わたしの場合、この先精神的にブチ切れて、発作的に退職しなければ、まだあと5年以上はあります。
せいぜい、ガチ切れる前に、出来るだけ貯金を増やさなければなりません。